| 噛みタバコの習慣 −キンマ・ミエン− |
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| ミエン(Miang) | |||
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廃れかけた噛みタバコ(キンマ・ミエン)の習慣。もう誰も噛んでいないと言われ諦めかけた時、偶然連れて行かれた田舎のマッサージ。高床式の家屋の1階の東屋で1時間B100。なんと片手にタバコで残る片手でのマッサージ。そして施術が終わった途端、ミエンを丸めて噛み始めました。タバコとミエンは相関関係にあるようで、楽しみが増すそうです。思わず写真を撮らせてもらい、1つ味見。渋くて苦い葉に岩塩を乗せて噛んでるような味そのもの。すぐに口から出した後も後味が...帰り道に成る木の実を食べてお口直し。(2002年5月 ミャンマーとの国境に近いタイ北西部ターク県にて) |
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| 発酵させた茶葉 | 粗塩 | ビンロウ樹(アレカ椰子)の実 | 発酵させた茶葉に塩とビンロウ樹の実を乗せ丸めて出来上がり |
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ミエンの習慣は敢えて言えばコーヒーを飲むようなもの。ミエンは茶葉に含まれるカフェインのため消化を助け,疲れを取ると言います。 タイ北部では来客や家族が集まった時にはカントークテーブルに載せられた発酵茶葉、粗塩に、砂糖、しょうが、揚げたブタの皮等が添えられ一緒に噛んだそうです。 ミエンには左の様な形の漆に発酵させた茶葉を入れておいたようです。 |
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| キンマ(Betel) | |||
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バンコクのマーケットでは、キンマのセットを売っているお店を発見。キンマの葉(胡椒科のつる植物で日陰を好む。葉は朝摘まれ、芳香を保つ為に日に当たらないようにして保存)、ビンロウ樹(=アレカ椰子:ココ椰子に似た背の高い木)の実、刻みタバコがセットでB10。丸められたキンマの葉の内側には赤い石灰が塗ってあります。 この石灰の塗られたキンマの葉にビンロウ樹の実と刻みタバコを乗せ、丸めて噛みます。噛むにつれ唾液が赤く染まりそれをペッツ、ペッツと吐き出します。キンマを常用しているとアルカロイドへの石灰の作用また、ビンロウ樹の実に含まれるタンニンにより歯が黒くなりますが、キンマに含まれる物質による抗菌作用により歯が強くなると信じられていたようです。(但し、キンマ、または喫煙との併用により口内癌を誘発するとの研究結果があります。) こちらも試してみましたが結果はミエンと同じでした。とても赤いつばが出てきたり、覚醒作用を味わう等というレベルには到達できません。 漆の蒟醤に収めてみました。 |
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Jim Thompson のアジア美術コレクションの中の「ココナッツとアレカ椰子摘み」。右側の幹が細くて真っ直ぐ伸びた椰子がアレカ=ビンロウ樹です。 この絵は現在バンコクの国立博物館に納められています。 |
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| (参考文献:"Betel and Miang" Reichart、Philipsen共著) |
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